ただほしいだけ。

初代カルドセプトサントラ
絶版故にプレミアがついて中古マーケットで値段3倍・・・。



希少性に価値が付くのは当たり前なのですけども、デジタル化が進んだ今、メディアに納まって恒久的に保存出来る音楽や映像が、その特性故に強固な権利の囲い込みが発生して純粋に体験したいと願う機会に思いを阻害、尻込みさせている現状って何か怖さを感じるんだよな、色々な機会を積極的に潰してるみたいで。利権と同時に他の諸々の権利が発生するのは否定出来んしその正当な行使者と受け手であるユーザーの負担を軽減する事も含めた人類のライブラリ的な統括システムが無いと、文化的なモノが多元的な機会の遇不遇によって無為に淘汰され、結果一極に収束するか、或いは一部が極大に普遍化して衰退してしまう気がしてならない。

ぼーっと考えていたら、淘汰から救う為のその価値の高騰なのかと一瞬納得しかけたけども、本来の価値は人々が体験した時に生まれたものだけなんだよな。上記デジタル化に乗るメディアにだけ関して言えば物理的なレアリティや時の重なりと価値との連動が過去の慣例を引き摺った侭の悪習にしかみえなくなってきたなあ。そもそも殆どの制作者がそんな事望むと思えないし。

誰か悪習を断ち切ってくれる人は居ないものか。断ち切って私に1000円くらいで売ってくれる人は居ないものか。要するに、そういう事なのだ。