三大ふぁんたじ覚書

先日の乱文中にある世界三大ファンタジーに関して適当に覚書。



指輪物語のラストについて。
あれは補陀落航海的なモノと理解して良いんだろうか。原作を読んでないもので、あのエピソードの質を正確に把握出来てなかった気がする。

ナルニア国物語について。
ナルニアがかなりキリスト教寄りなのは有名な話だが、レミゼラブルみたいに世知辛い(そんなレベルじゃないが)世の中にあって打ちひしがれるヒトが救われた結果として美しく描かれている訳では無くその宗教そのものを綺麗に潜在化させる節があるよねえ。話自体は児童向けファンタジーなのでウケが良い分、広く一般に観られるのは少し怖い気がしないでもないかい。良い手すぎる。

ゲド戦記について。
猛烈なフォロワー沢山抱えることで有名な架空神話、クトゥルフ神話。この神話に登場する白痴の主神アザトースは3つの存在?を生み出すのだが、それらの名前が「闇」「無名の霧」「這い寄る混沌」。この名前がゲド戦記中の各巻の絶対敵、場に蔓延して迫り来るものとやたらとイメージが合ってる気がするのは私だけなんだろか。もしやゲドの作者は、ラヴクラフトのフォロワーとまでは行かないまでも恐怖とか狂気のイメージで触発された部分があったんじゃないかと勘繰ってしまう。邪推なんかなあ。別に邪じゃないけど、クトゥルーだけに。ああつまらん。読み返して何処がギャグなのかも判らん。