住人の感覚

最近帰宅時によく猫に出くわす。街中でみる猫はほんと良いなあ。都市部も郊外も何処も人だらけで、そんな中でも確実に自分や同属である他の人間以外の異質な存在が安穏と闊歩しているというおおらかさとでもいうか、凝り固まった日常性の枠が少し緩むようで肩の力が抜ける。途轍もなく長いダンジョンをクリア出来なくて彷徨っている所はぐれメタルと遭遇した時の感覚、とでもいえばいいか。ただし俺もはぐれメタルな訳だが。