プレッシャーにへこむ

玩具店にて。
泣き喚く子供に対して、物凄い剣幕で怒鳴るその子のお母様。自分には全く関係無いのに、母という人種のその息子に対する怒りというのは、どーも完全には無視出来ないよう。単純に力関係や怒る方式というのがどこの家庭でも似たり寄ったりで各人の母と共通項が多いからだと思うのだが。



爆発するような怒号に圧倒されたのか、或いは叱られる子供を差し置いていい大人が買い物をするのに気が引けたか、デスクに飾るケロロ軍曹の人形を買うつもりがアブストラクト系のボードゲームなんぞ買っちゃった。

怒りの主はこちらの事を全く関知していないだろう。冷静になるとなんと空しいやら悲しいやら。あの母御の咆哮後、ガンプラ売り場(模型売り場)が十秒で無人になったのを考えると敗北したのは俺だけではない!と恥辱が一般化して薄まり少しは救われた気がするが、これは哀れな男の錯覚なんだろう。ちなみに買ったのはラミィキューブ。これが前々から欲しかったモノだという事に真の救いはあったのだ。

そう思わないとやってられない。