程度

身内に仕事を頼まれた。普通は避けるべき事なのだが極めて近い身内だったので請けた、のはいいのだが、翌日の朝までにね、とか前日の昼に言われてもなあ・・・。日常の仕事は当然あって、よこされた内容もボリュームがある上に指定の細かいもんだったので時間も人手も何もかも足りなくて質が凄い低いもんしか出来なかった。相手にもこっちにも喜ばしくない。報酬が無いのも頼られるのも問題は無いし寧ろ悪い気はしないのだが程度の低い仕事を残すと云うのは恥だし相手にも悪い印象を与える気がして少々滅入る。クオリティを期待されないで頼まれるのは悲しいもんがあるが、かといって本当に困って頼って来ているのは判っているので無碍には出来ないという変な心情。結果、自分の力不足だなあ、と思い至っている今日と云う冬の日の夜。寒い寒い。画一的な手法、仕事として品質を量産する手法というのは実力の上にしか成らない訳で、何となく最良の環境を常に保持している状態しか想定出来ない青い自分がまだ残ってたようでブルーになる。時間が無いなら無いでも軽々と形を作る力をつけたいなあ、とか考えるのはポジティブなのかネガティブなのか。判らんが、まあ精進の糧にはなるしどうでもいいか。そう思っとこう。